用語集
2014.07.09
【デザイン用語集】CI
コーポレートアイデンティティ(Coporate identity)の略でマーケティング用語。
企業の文化や特性がイメージされたデザイン、またはわかりやすいメッセージで社会に発信しそれを共有することで存在価値を高めていく企業戦略の1つ。
CIは主に3つの要素から成ります。
・理念の統一(マインド・アイデンティティ)
社で定めた理念に基づく思考を統一する事
・行動の統一(ビヘイビア・アイデンティティ)
社で定めた理念に基づく行動を統一する事
・視覚の統一(ビジュアル・アイデンティティ)
自社である事をデザインやメッセージ等で視覚的に認知させる事
日本での浸透
日本では1990年代に一般にも知れ渡り、多くの企業がCIに取り組みました。
2000年頃には戦略理念「ブランディング」という手法が主流になり、その役割は包括する事となりました。
町中で見かけるロゴなどはパッと見た瞬間に「あ!◯◯会社だ!」とすぐに気付けますよね?
ロゴと会社名が自然と個人の中に紐付けされている証拠です。
そこにメッセージが加わる事もあります。
CMなどで同会社で別商品のCMだったとしても最後に同じフレースの枠がありますよね?
これはロゴ・会社・コーポレートスローガンを個人に紐付けさせる取り組みの一つです。
繰り返し見せられる事により記憶している会社もあるのではないでしょうか。
その会社はCIが成功している証拠です。
社内でも共通した自社の価値を共有する事で意識の疎通がとれる。
そのため、個人の意識の向上が見込まれる。
我々は知らず知らずCIに触れて生活をしているのですね。