【名刺作成】デザインが劇的に良くなるフォント・書体10選
名刺良品です。
本日は、名刺のデザインが劇的に良くなるオススメのフォントをご紹介します。
普段パソコンにもとから内蔵されてあるフォントを何気なく使っているのではないでしょうか。フォントを少し変えたりするだけでデザインのイメージがガラッと変わります。
あまり意識されることがないフォントにフォーカスしてみたいと思います。
フォントと書体の違いとは??
何気なく使用している「フォント」・「書体」という言葉、
「フォント」=「書体」と認識されている方が多いのではないでしょうか、本来ではちがう意味の言葉なのです。
【書体】
漢字の楷書・行書・草書、活字の清朝せいちょう・明朝みんちょう・宋朝そうちょう、あるいはイタリック・ローマンなどの種類をいう。
※広辞苑第7版より一部引用
【フォント】
また、文字の字体・デザインのこと。
※広辞苑第7版より一部引用
少しわかりにくいのですが...
【書体】 : 一貫して作られた字体のあつまり。
【フォント】 : 同じサイズ、同じデザインの欧文活字の一揃い。
上記が本来の、言葉の意味合いになります。
現在は、書体の情報が全てデジタル化されるようになり、パソコン上で共通のデザインのひと揃いの文字を「フォント」と呼ぶことが多くなってきました。
名刺で良く使用される定番フォント3選!
1.明朝体明朝体は、もっともポピュラーなフォントの1つです。可読性が高いため、雑誌や小説、新聞などに使用されていることが多いフォントです。
もともとは、10世紀の中国で盛んになっていた木版印刷で使われていた書体です。縦に太く、横に細い特徴があり画数の多い漢字でも潰れにくいという特徴があります。他のフォントと比べると、知的なイメージがあるため、弁護士や医療関係などの
職業の方にオススメのフォントです。名刺に落ち着いた知的なイメージを与えることができます。
日本では、主に「漢字」や「かな」に使われている書体で東アジア圏内で使用頻度が高いフォントです。上記の「明朝体」と共に使われていることが多いフォントの1つです。
特徴としては、線が均等で視認性、見やすいというのが一番の特徴です。そのため雑誌の見出しや表紙、タイトルや広告のキャッチャーコピーなどにも使用されています。
「明朝体」に比べてポップな印象があり、企業様の名刺のみならずショップカードなどにも使用されることが多く、デザインの背景色等と組み合わせることでより視認性が高い名刺の作成が可能です。
楷書体は、漢字の書体の1つで印刷の書体として「明朝体」・「ゴシック体」に並び、使われていることが多いフォントです。
上記で紹介した「明朝体」の源流にあたる書体になります。特徴として、1画を繋げずに止めがはっきりと分かり方形に近い字体をしています。和を感じさせるような、きっちりとした印象があり教科書等にも使用されています。
横書きよりも、縦書きのデザインのほうが文字が映えてよりきっちりとした仕上がりになります。
英語の名刺にオススメ!使える英字フォント3選!!
1.Helvetica(ヘルベチカ)Helvetica(ヘルベチカ)はデザイナーに最も愛用される書体と言っても過言ではありません。"Helvetica"はラテン語で「スイス」という意味を持ち、スイスモダ二ズムを表した書体とも言われております。信頼感を与える落ち着いた書体で、説得力が強いのが特徴です。用途を選ばず、私たちの日常生活で幅広く使用されており、多くの企業で、コーポレートタイプやロゴのフォントとして使用してます。アメリカン航空、パナソニック、アメリカンアパレル等のロゴに使われ、よく知られています。
英文字のフォントになりますので、漢字やかなに対応をしていませんが、英語表記の名刺を作成する際はオススメのフォントです。
Futura(フーツラ)は、Helvetica(ヘルベチカ)に次ぐ知名度を持ち、ラテン語で「未来」を意味してるそうです。幾何学的な造形が特徴的で、高級感を与えてくれます。Futura(フーツラ)でのアルファベット「O」は円形に近い丸い形をし、「V」と「N」は先端がものすごくシャープなのが特徴です。フォルクスワーゲンやルイ・ヴィトンのロゴに使われており、とても有名です。
3.Garamond(ガラモン)16世紀にフランスのクロード・ガラモン(Claude Garamond)の活字をもとに作られた、癖の少ない読みやすいフォントです。詩的、伝統的、柔らかい印象がありオールドスタイル・ローマン体の代表格とも言えるフォントです。
可読性が高いことから見出し、本文ともに使われていることが多いです。
iPhoneのAppleや、Illustratorを作成しているAdobe Systems 社がコーポレートフォントとして使用していたそうです。
上記で紹介した英字のフォントは、日本語のひらがなや漢字に対応をしておりませんので、デザインをされる際はご注意ください。
番外編 オススメフリーフォント(商用利用可能)
1.やさしさゴシックやさしさゴシックは、名前にもあるように「やさしさ」にこだわって作られたフォントです。ゴシック体本来の可読性の高さを活かしつつ、デジタルと手書きの柔らかさを融合した新しいデザインです。
無料でダウンロードすることができ、商用利用も可能なので、ぜひ一度使用してみてはいかがでしょうか。
※フォントな様 http://www.fontna.com/ より抜粋
2.うつくし明朝体オールド明朝体の縦書きのうつくしさを重視しデザインがされています。webや広告、印刷物全般が横書きの主流になる中で、横へのつながりもしっかりと意識されたモダンなフォントになっています。
特徴として、明朝体の縦の美しさに柔らかさとレトロな味わいがあり非常に使用しやすいフォントになっております。
こちらのフォントも無料ダウンロード、商用利用が可能ですので気になる方は下記HPよりダウンロードください。
※フロップデザイン様 https://www.flopdesign.com/ より抜粋
3.あんずもじあんずもじは、手書きのフォントです。女の子が書くかわいい文字がフォントになっています。他の手書きフォントに比べて少し小さいのが特徴的で、女の子らしさを全面に出すことができます。
手書きの文字なので柔らかい雰囲気と遊び心がある素敵なフォントです。そのため、ショップカードや女性向けのサービスを展開している方にオススメです。また無料ダウンロードが可能で、商用利用もできますので下記HPの説明を読んでいただきダウンロードしていただきますようお願いします。
※あんずいろapricot×color様 http://www8.plala.or.jp/p_dolce/ より抜粋
4.スマートフォントUIゴシック体をベースに作成されたかっこいいオシャレなフォント。グラフィックデザインや広告、web、アプリなど幅広い用途に使用が可能です。
幅広い用途に使用ができるように、読みやすさを重視して作られています。大きいサイズの際はおしゃれな雰囲気を表現でき、小さいサイズの際は読みやすさを感じられるよう細かなところに工夫が施されているフォントです。
また無料ダウンロードが可能で、商用利用もできますので下記HPの説明を読んでいただきダウンロードしていただきますようお願いします。
※フロップデザイン様 https://www.flopdesign.com/ より抜粋
今回は、有名なフォント・使用がしやすい書体やフォントを10種類紹介させていただきましたが、フォントは日本語だけでも1000種類以上あると言われています。
用途、媒体にあったフォントを使うことでオリジナリティのあるデザインが作れるかと思います。本記事が少しでもお客様の名刺作成のヒントになれば幸いです。