データ入稿ガイド - 06(カラー設定はCMYK)
カラー設定はCMYKで作成されていますか
名刺良品では、オンデマンド機器を使用したCMYK4色のトナーによる印刷を行っています。オンデマンド印刷では特色(DIC、PANTONE等)やRGBカラーの色味は再現することができません。

特色やRGBで作成されたデータをオンデマンド機器で印刷すると、機械側で自動的にCMYKの色味に変換されるため、イメージと異なる仕上がりになる恐れがあります。
データやオブジェクトのカラー設定は必ず、CMYKに変換してからご入稿ください。
「特色」は決まった色の指定方法のため、オンデマンド印刷で出力をすると全く別の色になってしまう場合があります。
「RGB」はCMYKと色の表現が異なります。一般的に「RGBのデータを印刷をすると、色味がくすんで見える」と言われています。
01.RGBカラー設定をCMYKに変更する手順

RGBカラー設定のデータを開き『ファイル』→『ドキュメントのカラーモード』→『CMYKカラー』

02.特色・RGBカラーをオブジェクトごとにCMYKに変更する場合

オブジェクトを選択した状態で『編集』→『カラーを編集』→『CMYKに変換』
CMYKとRGBはどう違うの?
色には『光がモノに当たって反射することで見える色』『光がモノを通過することで見える色』の2種類があり、前者が「CMYK」後者が「RGB」と呼ばれています。
私達が印刷物を見るときは、太陽や電気の光が印刷物に当たって『反射した色(CMYK)』を認識しています。スマートフォンやテレビの画面を見るときは、モニターを『通過した色(RGB)』を認識しています。

見え方が異なれば色の作り方も異なります。
反射による色(CMYK)は『減法混合』といって『赤・黄・青』をベースに、それぞれの色を混ぜて、白以外の色を作ることができます。『CMYK』はこの『赤(マゼンタ)・黄(イエロー)・青(シアン)』に『黒(ブラック)』を足したものです。色を混ぜるほど暗くなっていき、すべての色を混ぜると黒になります。
モニターなどの発光体による色(RGB)は『加法混合』といって『Red(赤)・Green(緑)・Bule(青)』をベースに、それぞれの色を混ぜて黒以外の色を作ることができます。『RGB』はこのベースとなる色の頭文字です。減法混合とは逆に、色を混ぜるほど明るくなっていき、すべての色を混ぜると白になります。

※RGBカラーで作成したデータを印刷すると、モニターで見るよりも色味が暗く仕上がります。
※使用しているモニターの種類や設定、環境光によっても色の見え方は異なります。
オンデマンド印刷は、CMYK4色のトナーを使用した印刷です。
CMYKを構成する『シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック』の4色で作成できない色(DIC、PANTONEなどの特色、白色、蛍光色など)は再現できません。これらの色を印刷したい場合は、専用のインクを使用した特色印刷を行なっている印刷所をご利用ください。
データ入稿前の確認項目
作成した入稿データに不安がある方は、名刺良品で確認させていただく『データチェックサービス』をご用意しております。ご注文の際に、『データチェック有り』にチェックを入れてお申し込みください。
誤字脱字やデザイン・レイアウト等に関しては、データチェックサービスの対象外となりますので、あらかじめご理解いただきご注文ください。